ポリフェノールを飲もう🍵☕️

📝ポリフェノールは死亡率も下げるか~

      高山スタディ📝
ケアネット(2019/11/22)
 ☘️日本人はコーヒーや緑茶から多くポリフェノールを摂取している。
ポリフェノール摂取による健康ベネフィットは疫学研究で示されているが、

日本人における

死亡率との関連は報告されていない。

今回、お茶の水女子大学の田口 千恵氏らが高山コホート研究で調査したところ、

 

食事によるポリフェノール総摂取量が全死亡率、心血管疾患および消化器疾患による死亡率と逆相関することが示された。European Journal of Nutrition誌オンライン版2019年11月15日号に掲載。

 本研究の対象は高山市の住民2万9,079人。食事摂取量は、1992年に半定量的食物摂取頻度調査票(Food Frequency Questionnaire:FFQ)を用いて評価し、その後16年間における死亡率を調べた。食事によるポリフェノール摂取量は、食物摂取データを独自のポリフェノール含有データベースと照合し計算した。

 主な結果は以下のとおり。

📝・追跡期間中に合計5,339人が死亡した。
📝・多変量調整後、ポリフェノール総摂取量の最高四分位群を最低四分位群と比較すると、

全死亡率が有意に低かった

(ハザード比:0.93、95%信頼区間:0.82~0.99、傾向のp=0.003)。

📝ポリフェノール総摂取量の最高四分位群は、最低四分位群に比べ

☘️心血管疾患による死亡率が有意に低く、なかでも

☘️脳卒中死亡率で強い逆相関が認められた。ほかの原因、とくに消化器疾患による死亡率でも逆相関が認められた。
📝一方、ポリフェノール総摂取量とがん死亡リスクに有意な関連はみられなかった。

(ケアネット 金沢 浩子)
原著論文はこちら

Taguchi C, et al. Eur J Nutr. 2019 Nov 15. [Epub ahead of print]

 

 

 

📝コーヒーを多く飲む人は

顔のシミが少ない📝
ケアネット(2014/8/7)
 日本人中年女性131名を対象とした検討の結果、

☘️コーヒーおよびポリフェノール摂取量が多い人ほど

☘️顔のシミが少ないことが明らかにされた。

ネスレ日本の福島 洋一氏らが報告したもので、☘️「コーヒーは、日焼けによる皮膚の老化の予防に役立ち、

☘️クロロゲン酸を含むポリフェノールにはシミにみられる色素過剰を減じる可能性があると思われる」とまとめている。International Journal of Dermatology誌オンライン版2014年7月11日号の掲載報告。

 ☘️日焼けによる皮膚の老化には活性酸素が関与しており、シミやしわの形成に結び付いていることは知られている。コーヒーは最大のポリフェノール摂取ソースであり、日常生活において最も多量の抗酸化物質を供給する。しかし、どれほど摂取すれば皮膚の健康に影響があるかについてはほとんど検討されていなかった。

 

研究グループは、健康な日本人中年女性のコーヒーおよびポリフェノール摂取の皮膚への影響を調べるため、

食事、

環境要因、

皮膚の状態について断面調査を行った。

 各被験者の

頬で、皮膚の含水量、

経表皮水分蒸散量および

弾力性を非侵襲的方法

(それぞれCorneometer、Tewameter、Cutometer)で測定し、デジタル写真を用いてしわとシミの評価を行った。

 主な結果は以下のとおり。

 

☘️試験には、健康な非喫煙で、日常生活における日光への曝露は中程度の30~60歳女性131名が参加した。アンケートにより食事、飲料摂取、生活状況を調べた。

☘️コーヒーと総ポリフェノール(全ソースおよびコーヒーから)の摂取量は、シミの評価スコアの低下傾向と統計的に有意な相関を示した(p<0.05)。
☘️コーヒーまたはクロロゲン酸からの総ポリフェノール摂取量が高値である被験者(三分位最高位群)は、紫外線によるシミの評価スコアが最も低かった(p<0.05)。

☘️以上のように日本人中年女性において、コーヒーおよびポリフェノール摂取は顔のシミと関連していた。


(ケアネット)
原著論文はこちら

Fukushima Y, et al. Int J Dermatol. 2014 Jul 11. [Epub ahead of print]

 

 

過去の論文もでてきましたので

のせてみましたよ。

 

ま〜

良いからと言って

ガブ飲みは起きをつけ下さいね。

何事もほどほどに。(葉原)