2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

頭痛の裏に失明リスクのある眼疾患

ダメージは不可逆、/日本頭痛学会ケアネット(2019/12/2) 眼の痛みがあったとしても診断時にその訴えがあるとは限らず、併存疾患の多い高齢者ではとくに鑑別が困難だが、頭痛診療で頭に留めておきたい眼疾患がある。第47回日本頭痛学会(11月15~16日)の「…

うつ病治療と食事パターン

ケアネット(2018/10/23) 栄養精神医学の分野は、急速に成長している。当初は、メンタルヘルスにおけるビタミンや微量栄養素の効果について焦点が当てられてきたが、ここ10年間では食事パターンにも焦点が当てられている。うつ病のような最も一般的な精神疾患…

たった2つの質問で認知症ルールアウトが可能

ケアネット(2013/7/4) スペイン・ミシェル・セルヴェ大学病院のTirso Ventura氏らは、年齢と誕生日を尋ねる2つの単純な質問が、臨床において概して認知症をルールアウトするのに有効であるという仮説について検証した。その結果、特異度および陰性適中率がほ…

うつ病スクリーニングがたった2つの質問で可能

ケアネット(2017/3/22) 高齢者に対するうつ病のスクリーニングは推奨されている。中国・香港中文大学のKelvin K F Tsoi氏らは、高齢者における2項目スクリーン(Two-Question Screen)の診断精度を評価し、ほかのうつ病スクリーニング法と比較した。2項目ス…

うつ病リスクが低下する日本人に適切な魚類の摂取量は

ケアネット(2017/10/26) 魚類の消費やイコサペント酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などのn-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)レベルがうつ病のリスク低下と関連していることが、観察研究のシステマティックレビューにより明らかとなっている。また、n-3PUFAの…

うつ病患者に対する地中海スタイル

の食事介入に関するランダム化比較試験ケアネット(2018/1/15) 魚油を補充した地中海スタイルの食事が、うつ病成人患者のメンタルヘルスを改善できるかについて、南オーストラリア大学のNatalie Parletta氏らが、検討を行った。Nutritional neuroscience誌オ…

うつ症状に対するポリフェノールの影響

~システマティックレビューケアネット(2019/12/4) うつ病は、世界中で3億5,000万人が罹患している気分障害である。最近の研究では、うつ病に対して食事が保護的な役割を果たすことが示唆されている。いくつかのシステマティックレビューでは、うつ症状の軽…

深い眠りが脳の老廃物の除去を促す?

HealthDay News(2019/12/5) 深い眠りについている状態であるノンレム睡眠中に、脳内の有害物質が洗い流されている可能性が米ボストン大学のLaura Lewis氏らの研究で示唆された。脳内を循環する脳脊髄液により老廃物の排出が促されることは知られていたが、そ…

寝室の明るさが動脈硬化の進行と関連――睡眠中は暗い方が良い?

HealthDay News(2019/12/10) 夜間の寝室の照明が明るいほど動脈硬化が進行する可能性が報告された。肥満や糖尿病などの既知の動脈硬化危険因子の影響を調整しても、なお有意な関連が認められるという。奈良県立医科大学疫学・予防医学講座の大林賢史氏らの研…

勃起不全が心房細動リスク上昇と関連

HealthDay News(2019/12/11) 勃起不全(勃起障害、ED)の男性は、心房細動と診断される傾向が強いことが新たな研究で明らかにされた。心房細動は不整脈の一種で、血栓、脳卒中、心不全の原因となることもある。米国では最大610万人がこの疾患に罹患している…

金銭管理の問題はアルツハイマー病の予兆か

HealthDay News(2019/12/17) 未払いの請求書がたまり、銀行口座の残高はマイナス、投資は先細り――。高齢者にこうした金銭管理の問題がみられたら、認知症やアルツハイマー病の予兆であるかもしれない。未診断で早期のアルツハイマー病患者は、適切な家族の援…

運動によるうつ病予防は遺伝的高リスクの人にも効果

HealthDay News(2019/12/18) うつ病を発症するリスクが遺伝的に高くても、運動することで予防効果が得られる可能性があることが、米マサチューセッツ総合病院精神科および米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院に所属するKarmel Choi氏らの研究から明ら…

テストステロン補充で男性の血栓リスクが2倍に

HealthDay News(2019/12/19) テストステロン補充療法により血栓リスクが高まる可能性を示した研究結果が、「JAMA Internal Medicine」11月11日オンライン版に発表された。過去6カ月以内にテストステロン補充療法を受けた男性では、同療法を受けていない男性…

コーヒー摂取で腸内環境が改善?

HealthDay News(2019/11/28) コーヒーを摂取すると、腸内細菌叢のバランスが改善する可能性があることが、米ベイラー医科大学消化器内科准教授のLi Jiao氏らが行った研究で明らかになった。研究の詳細は、米国消化器病学会(ACG 2019、10月25~30日、米サン…

お腹の脂肪が心筋梗塞の再発リスク増加と関連

HealthDay News(2020/2/10) 一度心筋梗塞を発症した患者は、腹部の脂肪が多いと、再度心筋梗塞を起こしやすいとする研究結果が、「European Journal of Preventive Cardiology」1月21日オンライン版に掲載された。 腹部肥満により初回の心筋梗塞リスクが上昇…

緑茶をよく飲む人は長生きできる?

HealthDay News(2020/2/10) 緑茶をよく飲む人は健康で長生きできる可能性が高いことを示唆する大規模研究の結果が報告された。中国医学科学院のXinyan Wang氏らが10万人超の中国の成人を対象に実施した研究で、緑茶を週3回以上飲んでいた人では飲む習慣がな…

統合失調症の再発予防、ω-3脂肪酸+α-LAは有用か

ケアネット(2014/7/17) 統合失調症の抗精神病薬中止後の再発予防に、オメガ-3系多価不飽和脂肪酸(ω-3 PUFAs)と代謝抗酸化物質であるα-リポ酸(α-LA)の組み合わせが有効であるというエビデンスは、示されなかったことが報告された。南アフリカ共和国・ステ…

EPA、DHA、ビタミンDは脳にどのような影響を及ぼすか

ケアネット(2015/3/12) 米国・オークランド小児病院のRhonda P. Patrick氏らは、注意欠如・多動症、双極性障害、統合失調症などセロトニンが関与している脳機能障害患者では、ビタミンDおよび海洋性ω-3脂肪酸すなわちエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘ…

うつ病にEPAやDHAは有用なのか

ケアネット(2015/11/30) 大うつ病性障害(MDD)に対するn-3系多価不飽和脂肪酸(n-3PUFAs;オメガ3脂肪酸としても知られる)の有効性のエビデンスは、現時点では不明であるとする報告が、英国・ボーンマス大学のAppleton KM氏らにより発表された。プラセボを…

魚を食べるほどうつ病予防に効果的、は本当か

ケアネット(2016/9/7) 魚類の摂取やn-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、うつ病予防に効果的であるといわれているが、賛否両論がある。イタリア・Ospedaliero-Universitaria Policlinico-Vittorio EmanueleのGiuseppe Grosso氏らは、食事による魚類やn-3PUFAの摂…

ストレスや鬱に対する朝食の重要性

ストレスやうつ病に対する朝食の質の重要性ケアネット(2018/9/20) スペインの青少年527例を対象に、ストレスやうつ病の認知に基づき、朝食の摂取および質と、健康関連QOL(HRQOL)との関連について、スペイン・アリカンテ大学のRosario Ferrer-Cascales氏ら…

学生の認知機能に対する朝食の影響~ADHDとの関連

ケアネット(2020/2/28) 米国・アメリカン大学のElizabeth T. Brandley氏らは、大学生の認知機能に対する栄養バランスの取れた朝食の効果について、注意欠如多動症(ADHD)の有無の影響を考慮し検討を行った。American Journal of Health Promotion誌オンライ…

鬱病 不安症 PTSD歴と認知症リスクメタ解析

ケアネット(2020/6/24) うつ病、不安症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)は認知症と関連しているといわれているが、これらが認知症のリスク因子(因果関係または前駆症状)、併存疾患、後遺症(2次的影響)であるのかはわかっていない。これまでのメタ解析で…

新型コロナで注意すべき精神・神経症状 英・システマチックレビューおよびメタ解析 2020年06月01日 05:10

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)において、診療現場で注意すべき患者の精神・神経症状にはどのようなものがあるか。英・University College London, Division of PsychiatryのJonathan P. Rogers氏らは、システマチックレビューおよびメタ解析を行い、…

小児期の虐待経験が生活習慣病リスクに?

小児期に不適切な養育(広義の虐待)を受けた人は成人後の心臓病、高血圧、2型糖尿病の発症リスクが有意に高いことが分かった。英・University of BirminghamのJoht S. Chandan氏らがJ Am Heart Assoc(2020; 9: e015855)で報告した。不適切な養育には、積…

腸内細菌の代謝産物が認知症リスクに関連 もの忘れ外来受診者の便検体を解析 2020年05月29日 05:00 記事をクリップする

国⽴⻑寿医療研究センターもの忘れセンター副センター⻑の佐治直樹氏らは、同センターもの忘れ外来を受診した患者の便検体を収集し、バイオバンクに保存された臨床情報を活⽤して腸内細菌と認知機能との関連を解析。腸内細菌における特定の代謝産物が認知機…