新型コロナ対策で喫煙所の閉鎖を! 日本禁煙学会が呼びかけ

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 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による「パンデミック」を表明した3月12日(日本時間)、日本禁煙学会では喫煙室や喫煙所が「濃厚接触」の場になる可能性があるとして、「緊急に全ての喫煙所・喫煙室を閉鎖」するよう呼びかけた。
喫煙スペースはCOVID-19対応ガイドの「濃厚接触」条件満たす
 日本禁煙学会は、「濃厚接触」の定義として、日本環境感染症学会 による『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第2版改訂版(ver. 2.1)」を引用し、①COVID-19患者の約2m以内で長時間接触する(例えば、ケアを行う、または、2m以内に座って話しをするなど)②個人防護具を着用せずに患者の分泌物や排泄物に直接接する(例えば、咳をかけられる、素手で使用済みのティッシュに触れるなど)」―2点を記載している。

 日本禁煙学会は、喫煙室の環境について"互いにマスクを着用せず、2m以内で、平均5〜6分滞在する場所"であると指摘。仮に室内に感染者がいた場合、"「濃厚接触」の状態に匹敵"するとの見方を示し、"緊急に全ての喫煙所・喫煙室を閉鎖することが重要"と呼びかけた。加えて、3月12日現在での全国の喫煙所・喫煙室「閉鎖状況」についても、同学会では調査し、結果を公表している