その症状✨鉄分不足✨???
私も
過去を振り返ると
朝は起きられない
イライラする
落ち込みやすい
青あざが気づかぬうちにできている
ちょっとしたことできれてしまう
舌に歯形がついている
などなど
皆さんも生理前後には
思い当たる事が多いのですはないでしょうか
そんな悩みを抱えながら
更年期だからしょうがない
などとあきらめていないで
適切な栄養補給で元気にはつらつと
毎日を送ろうじゃありませんか😊✨⤴︎
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📝鉄について📝
人間は鉄が無くては生きていけません。なぜなら鉄は体内の酸素の運搬や貯蓄に強く関わる栄養素だからです。ですから欧米では小麦粉などの日常食材に鉄分を添加したり、鉄不足の女性に妊娠を控えるよう勧める国もあるのに対し、日本はこれといった鉄不足対策は行われていません。特に55歳以下の有経女性の大半は鉄不足となっているのが現状です。
鉄不足でまず思い浮かぶ症状は貧血
(男性:ヘモグロビン[Hb]値<13g/dl、
(女性:Hb値<12g/dl)でしょう。
血液検査で貧血と判定されるほどの鉄不足はすでに重症レベルと考えなくてはなりません。
「フェリチン」という体内の鉄貯蔵量を反映するタンパク質を測定してみると、ほぼ底を付いているケースがほとんどです。
鉄不足が引き起こす様々な症状
鉄不足は貧血のほかにも次のような様々な症状を惹き起こします。
① 骨・皮膚・粘膜の障害(あざ、コラーゲン低下による骨・肌異常、爪・毛髪・舌異常)
② 知能・情動への影響(不眠・集中力低下・学習障害・うつ・パニック障害)
④ 白血球・免疫への影響(抵抗力の減少)
⑤ 消化系に及ぼす影響(嚥下障害、食欲不振、下痢、便秘、氷を好んで食べる)
⑥ いわゆる不定愁訴:頭痛、イライラ、耳鳴り、肩こり、寝坊癖、疲労、むずむず脚など
これらの症状が鉄不足からくることに気付いてない方が大勢いますので要注意です。
健康診断などの血液検査で貧血ではないから鉄不足は無いだろうと考えてしまいがちですが、貧血でなくとも潜在的鉄欠乏の方は相当数います。血液検査項目の赤血球数、Hb値などに続いて「MCV(平均赤血球容積)」という項目があれば注意してみてください。
<異常なし>とされていてもMCVが95(fl)を下回り、かつ上記のような症状でお悩みの方は鉄不足を疑って診療を受けてみてください。
例えば貧血治療経験のある45歳の有経女性が特にわけもなく気が滅入ってきたとします。更年期の始まりかな、などと軽く済まさず鉄欠乏再発を疑ってください。なぜ鉄が不足するとメンタルが不安定になるかというと、やる気を高めるノルアドレナリン・ドーパミン、興奮と抑制のバランスを調整するセロトニンといった脳内神経伝達物質が、タンパク質を原料として造られる際に鉄が必要だからです。
女性が出産後、時に情緒不安定に陥るのも鉄不足の悪化が一因と考えられています。そもそも妊婦さんが鉄不足だと胎児も鉄不足となり早産や低出生体重児の原因となるため、妊婦さんの鉄不足はあらかじめ十分に改善しておく必要があります。
貧血とは、血液中の赤血球の数やヘモグロビン(Hb)の濃度が低い状態をいいます。鉄欠乏性貧血は、鉄不足が原因で起こる貧血です。赤血球は臓器や組織に酸素を運ぶ細胞で、その中にヘモグロビンというタンパク質が存在します。ヘモグロビンは、酸素濃度の高い組織で酸素と結合し、酸素濃度の低い組織で酸素を手放す特性があり、肺で取り込んだ酸素を体の隅々に運んでいきます。このヘモグロビンを作るには、鉄が不可欠です。鉄欠乏性貧血では、鉄分の不足によってヘモグロビンの合成が障害され、貧血が起きます(図1)。
原因として、
(1)胃や十二指腸の潰瘍・炎症・痔・
がんなどによる消化管からの出血、
月経や婦人科疾患による出血
(出血=ヘモグロビンとして鉄が失われます)、
(2)偏食による鉄分の摂取不足、
(3)胃・小腸切除や胃炎、
鉄吸収を妨げる薬物などによる吸収障害
(4)体の成長や妊娠に伴う鉄需要量の増大などが知られています。
一般的に、若い男性では
胃や十二指腸の潰瘍や痔、
女性ではダイエットによる鉄の摂取不足や子宮筋腫による月経過多が原因となることが多く、さらに男女ともに中高年以降では
胃がんや大腸がんが原因となることがあり
注意が必要です。
また近年、
ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の関与も指摘されています。
鉄以外の造血因子不足による貧血として
ビタミンB12や葉酸、腎臓から出るエリスロポエチン、銅など微量元素、内分泌系疾患によるホルモンの不足などがあり、別項で後述します。
⭐︎症状⭐︎
貧血になると、体を動かした時に体の様々な所に十分な酸素が行き渡らず、それを補うために心臓や肺が懸命に働くことで、体動時の動悸、息切れ、耳鳴り、めまい、頭重感、集中力が低下するなどの症状が起こります。また鉄が不足することによって、
⭐︎爪が割れやすくなる、
⭐︎口の端や舌が荒れる、
⭐︎固形物が飲みこみにくい、
⭐︎髪が抜けやすい、
⭐︎肌がカサカサする、
⭐︎やたらと氷水を飲みたがる
といった症状が起こります
もちろん、これらすべての症状が出るわけではありません。貧血がゆっくりと進んだ場合にはほとんど症状がないこともあります。
📝生活上の注意📝
鉄欠乏性貧血の予防には、バランスのとれた食生活が大切です。
食品に含まれる鉄分には、肉や魚など動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、緑黄色野菜・穀類・海藻など植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」があり、その構造の特性からヘム鉄の方が、より効率よく吸収されます。しかし鉄分を多く含む食品ばかり偏って食べることは、他の栄養素の不足につながります。また、動物性食品と植物性食品との組み合わせで、非ヘム鉄の吸収が増加することが知られています。バランスの良い食生活を心がけましょう。
しかし、1日の食事には、約20~30mgの鉄分が含まれていますが、そのうち吸収されるのは約5~10%、1mg程度に過ぎません。一方で、鉄欠乏性貧血では1日に30mg以上の鉄の補充が必要となることも少なくありません。したがって、貧血となった場合には正しく継続して薬を内服し続けることが大切です。
その他の貧血因子不足による貧血
貧血の中には、ビタミンB12や葉酸の欠乏により発症するものがあります。これらは通常の食事で十分摂取できるため、栄養不良・消化管の病気・必要量の増加などによって起こることが多いです。
ビタミンB12欠乏は、悪性貧血(抗内因子抗体という自己免疫の異常から起こる胃粘膜の病気)、極端な菜食主義、胃切除後、小腸の病気や切除後などで主に起こります。葉酸欠乏は、アルコール中毒、妊娠、がん、溶血性貧血、抗てんかん薬などの薬剤などで起こることが知られています。
症状としては、ビタミンB12欠乏では鉄欠乏性貧血と同様の貧血症状のほか、食欲不振・吐き気・下痢などの消化器症状、味覚障害や舌の感覚異常、神経・精神症状、白髪などがみられます。葉酸欠乏でも類似した症状がみられますが、妊婦の場合は胎児の奇形を引き起こしうるので注意が必要です。またともに血小板減少による出血症状が起きることもあります。